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受験生の悩み第一位は、「覚えられないこと」~記憶力のお話~①

さて、受験生の最大の悩みはいつの時代も「覚えられない」こと。これに尽きます。

そこで今回は、記憶に関するお話をさせて頂こうと思います。

そもそも記憶とは、新たな神経回路の形成によるものです。そしてその形成過程は必ず一度短期記憶として保存されて、その中で脳が必要と判断したものだけが、長期記憶として保存されるようになります。

そして脳がたった一度の短期記憶で瞬時に長期記憶に移すものは、「死」に関することのみです。例えばスズメバチに刺されたら危ないということ、ビルの屋上から飛び降りたら確実に死に至るということは幼児でも一度教えれば絶対に忘れません。

それ以外の事は、基本的に一度の刺激では短期記憶でストップしてしまいます。だから何度も何度も反復して短期記憶を積み重ねて、必要な知識だと錯覚させるしかないわけです。

しかし、その反復回数を減らすことは可能で、そのために4つの有効なアプローチが有ります。

反復回数を減らすためのアプローチ①楽しい
教科書の内容は覚えていなくても、好きな音楽の歌詞や漫画のセリフは覚えている・・誰もが日々経験していることです。楽しい、興味が有ることが覚えやすいのは実は上記「死」と関係が有ります。

言葉を覚える事で、人間の心は複雑になり過ぎました。しかし、人間の心は非常に脆いものです。何一つ楽しいと思えることが無ければ、人間生きていけないものです。楽しいと思えることをストックしておくことは、人間が生存のする為に必要なことなのです。ですから、楽しいと思えることは脳は少ない刺激で長期記憶に移してくれます。勉強は楽しく、これは単純な精神論では無いのです。

反復回数を減らすためのアプローチ②集中する
人間が集中するときは、思いがけない力が発揮されるものです。火事場の馬鹿力がまさにそうです。そして火事場とはまさに、生死に関わる時です。むか~しの人類の暮らしを考えても、おそらく最も集中が必要なときは動物から逃げる時、あるいは食料を得るための狩りの時でしょう。

集中力とは本来、まさに生きるための力だったわけです。その記憶は現在の私たちにも残っています。つまり、集中しているときは、自然と脳は「今は生死に関わる大切なとき」と判断して長期記憶を形成してくれるのです。

→記憶力のお話②に続きます

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