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漫画家になりたい!

「漫画家になるから勉強は要らない」という生徒が居ます。漫画家がパティシエやミュージシャンに置き換わることも有ります。しかし、これらの職業に学校の勉強が必要無いというのは実は大きな間違いです。

売れる漫画家は豊富な知識を基に物語のテーマを構成し、自身のフィルターを通し再構成された価値観を、作品の背景に描き込んでいます。

例えばスラムダンク!これも単にスポ根の域を超え儒教や老荘思想を随所に取り入れているからこそ大人にも響くものが有り、あれだけの人気を博したのです。ワンピースは、聖書や教会に関しいまだ謎の多い論点を上手く物語に融合させているからこそ、教養有る大人も「おっ」と手が伸びるのです。

ファッションも音楽もそうですが、文化に関するブームは自然発症では無く人為的に起しているものです。経済界の意向を受け教養のある人たちが損得勘定で起こすものです。EXILEやAKBは、CDが売れない音楽業界がCDに付加価値を付ける為の素材として業界全体で売り出していった好例です。漫画も、残念ながら大人に認められないとブームにはならないのです。妖怪ウォッチにしても、単に子供向けのお話では無く、日本の伝統文化や300人以上の大人の知恵を振り絞り、随所に教訓を盛り込み、大人が「子供に見せたい」と思ったからこそブームになったのです。

更に例を出すと、例えばデザインの世界。センスという言葉で表現される世界ですが、実は本当に優れたデザイナーはセンスでは無く「教養」を基に自分の理論を構築しています。岡本太郎氏に「坐ることを拒否する椅子」という作品が有りますが、あれなどはプラトンのイデア論に代表されるような「モノの本質論」への挑戦と捉えることが出来ます。
坐ることを拒否する椅子

どんな分野であれ、世の中に認められるには自分の世界を構成していく深い構成力や洞察力が必要で、その基になるのは深い教養なのです。夢を、何かを頑張らない理由にするのは、もうやめましょう。

せっかく抱いた夢なら、頑張る力に!

 

 

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